安室透の人間分析【ウェディングイブ】

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安室とコナン 二人の推理

コナンは初め、DNA鑑定が一致したことから伴場が犯人でクリームはフェイクだと考えた。しかし、後の安室の会話から、双子の可能性も考える。

安室はコナンと同じ推理力であるため、この情報を知っていて身辺調査までしていた安室は最初からそのこと(二人は双子)に気付いていたことになる。

安室:「血縁者じゃない限り・・・」「遺伝子情報のほぼ一致は、まずありえない事を踏まえると・・・」「そのDNAは同じ人物のDNAと考えたほうが自然ですけどね・・・」

安室の挑発は「真実と逆」。つまり、「DNAが一致したので伴場が犯人」というのは本心ではなく、むしろそうではないとわかっているということ。

コナン:「ねぇ、蘭姉ちゃん・・・」「初音さんの背って・・・」「蘭姉ちゃんより低かったよね?」 File:794

安室:「あ、いや・・・僕は彼女との連絡はメールでしてましたから・・・」「外で会ったのも、あなたが見た一度きりでしたし・・・」 File:794

コナンは初音の背が低かったことを蘭に確認しているが、安室は事前に一度初音と会っている。コナンは段階的に得られる情報から推理しているが、安室は最初から「ターナー症候群」であることまで推理できる条件が揃っている。

小五郎:「この若い探偵にお前と自分が同じ火事で聞かされ、「後は自分で調べる」と彼女が言ってたんなら・・・」「その調べる内容は・・・自分達が双子かどうか明確になるDNA鑑定以外考えられねぇ・・・」 File:795

この事実を伝えたのは安室であるが、小五郎(コナン)は「「後は自分で調べる」と彼女が言ってたんなら、その調べる内容は自分達が双子かどうか明確になるDNA鑑定以外考えられねぇ」と言っている。

安室は初音が顔を曇らせたところまで見ており、当然コナンと同じ考えまでたどり着いているはずなので、調べる内容がDNA鑑定であることを知っていたことになる。

⇒その状態で鑑定士から事実を伝えられたらどうなるか、安室なら想定できる。コナンであれば最悪の事態にならないように、心理的なケアをしているはず。

目暮:「その業者も間の悪い時に電話したもんだな・・・」 File:795

目暮警部が「間の悪い時に電話したもんだな」と言っているが、むしろなぜか絶妙のタイミング。

ベルモット:「キールとの一件でシェリーとかかわっている疑いのあるあの探偵に張り付きたいって貴方が言うから、色々サポートしてあげたけど・・・」「もう用はないんじゃない?」 File:827

ベルモットは安室が小五郎に弟子入りする過程で何らかのサポートをしている。後の「最後のピース」では、嘘の電話をかけたり、ジョディに変装をすることで安室に協力している。

安室はベルモットに協力を打診する前に既に小五郎に目をつけているので、調査的なことは不要。(むしろ、それは安室の得意分野。)

安室が小五郎に弟子入りするきっかけとなったのはまさにこの事件であり、その計画の中でベルモットが実務的なサポートをしていると考えられる。しかし、そのサポート内容は明らかにされていない。

伴場が外へ出ていないアリバイ

安室:「初音さんに頼まれたんです・・・」「浮気性のあなたに女がいないか調べて見張ってくれと・・・」「だからわざとあなたのズボンにケーキの染みをつけたんです・・・女性に言い寄られないように・・・」「まぁ、あなたはそんな染みも気にせず女性と仲良くされていたようですが・・・」 File:794

安室は浮気防止のためにケーキを付けたと言っているが、これは全く効果がなかった。安室であれば本気でそれを止めさせようと思えばできるはずであるし、あるいは、この程度では効果がない人間であることも事前の調査でわかる。つまり、ケーキを付けた目的は別にある。

初音:「あらー、ケーキ踏んじゃってるわよ!?」 File:793

小五郎:「だが、そのケーキはそこの若い探偵が落としたが故に偶然踏んだ物だし・・・」 File:795

安室:「毛利さん彼の足を押さえて!!」

コナン:(・・・・・・)(ん?) File:794

ケーキを落としたのは偶然ではなくて故意。そして、それは浮気防止のためではない。また、安室は伴場がケーキを踏んだことを事前に知っており、後に足の裏を見せるようにわざと転んで(転ばせて)「足を押さえてください」と小五郎にアドバイスしている。

〇足を押さえるようにお願いした理由は?

小五郎に靴の裏を見せるため。それは伴場が一度も外へ出ていないことを証明し、アリバイとなるから。逆に言えば、これがなければ伴場のアリバイが成立しないので無実を証明できない。

⇒安室は伴場の靴の裏にまだケーキが付いていることを知っていたので小五郎にそれを見せた。伴場が犯人であれば、雨でケーキは落ちてしまっている。

それでも、事件現場すらろくに調べていない安室が「残っている」ことを前提で考えていたのは、伴場が犯人ではない(初音は自害)ということを知っていたから。知らなければ外へ出た可能性もあるので、靴の裏のクリームを見せようにも落ちてしまっている可能性がある。

小五郎:「実は最初 私がそれを目にした時・・・これは伴場の仕掛けたフェイクかと思いました・・・」「本当は何らかの方法で靴を履き替え・・・」「探偵である私に靴の裏のクリームを見せて店から出ていない事を証明させる気だとね・・・」 File:795

通常であれば、伴場の靴の裏を見ても最初はフェイクであると考える。しかし、伴場がケーキを踏んだのも、転んだのも、靴の裏を見せたのも安室が意図して起こしたことであるのでフェイクではない。

なぜそんなことをするのかというと、「足を押さえて!!」と靴の裏に注目させたように、小五郎に推理させるため。

⇒伴場の行動がフェイクでないことを安室は知っているので、靴の裏のケーキがアリバイになるとわかって見せるように誘導した。つまり、最初から初音が自害だということに気付いてた。

通常、結婚前に理由もなくそうした行動をとることは想定し難いが、安室はその動機となる事実の見当が付いていたと考えられる。(双子であることを知っていたため。)

ちなみに、伴場が連れて行かれそうになったときに安室が「・・・」と見つめているのは、伴場は犯人ではないとわかっているから。一方で、小五郎が「だったらお前は犯人じゃねぇよ!!」と言った時に、「えっ」と驚いたのは、小五郎が靴の裏のクリームを見ることなく断言したから。安室は伴場が犯人ではないことはわかっていたので、それ自体は驚かない。

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更新日:2017-1-18
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