安室透の人間分析【ウェディングイブ】

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靴の裏のクリーム

安室が靴に付いたクリームを小五郎に確認させようとしたことは先程説明した通り。これは、伴場が外に出ていない(犯人でない)決定的な証拠となる。しかし、本来この時点では伴場が犯人でないことはわからないはず。

コナン:(もしかしたら・・・)(まだ自殺だと断定しねぇ方がいいかもな・・・) File:793

安室:「血縁者じゃない限り・・・」「遺伝子情報のほぼ一致は、まずありえない事を踏まえると・・・」「そのDNAは同じ人物のDNAと考えたほうが自然ですけどね・・・」

コナン:(じゃあこの人どうやって・・・)(まあDNA鑑定の結果が出ればはっきりするさ・・・)(トリックを考えるのはそれがわかってからでも・・・) File:794

コナンは最初に事件現場を調べた時は、自殺だと断定するのは早いと考えた。

また、後に説明される双子情報を知らないので、DNAの鑑定がほぼ一致したという報告から、伴場が犯人の可能性を捨てていない。逆に言えば、双子の想定ができる情報を持っていれば自殺も考慮に入るということ。

そのため、靴の裏のクリームを見て「じゃあこの人どうやって」(外に出たのだろう)「トリックを考えるのはそれがわかってからでも」と考えている。伴場が犯人で外に出ていないのなら、何らかのトリックを使わなければ犯行はできない。

安室:「自分、探偵なんで彼の事色々詳しく調べていたんですけど・・・」「そうしたらある事がわかったんです・・・」「彼は彼女と同じホテル火災で助け出された2人で・・・」「身元不明のまま同じ教会で育てられていた事が・・・」

目暮:「じゃあ2人の両親はそれぞれその火事で・・・」

安室:「ええ、恐らく・・・かなり大きな火事で支社も大勢出たようですし・・・2人共赤子だったらしいので・・・」

目暮:「・・・という事は、2人は幼馴染だったのかね?」

安室:「いえ・・・彼の方はすぐに里親に引き取られたそうですが・・・」「彼女の方はしばらく教会で育てられていたと・・・」

コナンはこの話を聞いてピンと来る。両親は死亡、身元不明のまま同じ教会で育てられ、伴場だけは早くから里親に引き取られて別々に育った。

コナン:「ねぇ、蘭姉ちゃん・・・」「初音さんの背って・・・」「蘭姉ちゃんより低かったよね?」 File:794

安室の証言から、コナンは婚約者二人が双子であった可能性に気づいた。そして、コナンは後にDNA一致の推理に使われる低身長について蘭に聞いている。

伴場が犯人ではなくて初音の自殺という想定は、動機の面でこの双子推理がないと無理。ここで、初めて靴の裏のクリームがアリバイになると考えられるようになる。

安室は小五郎に靴の裏に注目しろといわんばかりのヒントを出したのは、既に伴場が犯人でないことを知っていたからという証拠になるので、安室は最初から双子に気づいていたと言える。

もちろん、安室の話でということは、安室とコナンの頭の良さが同じレベルなら、その理由からも安室は最初から気づいていたと考えられる

しかし、それにしても、あまりにも手際がいい。安室は事件現場すら調べていない。コナンは現場に落ちていた付け爪を見て「自殺だと断定するのは早い」(爪から伴場のDNAが見つかる)と考えたわけで、通常の安室の行動としては軽率すぎ。

小五郎:「実は最初 私がそれを目にした時・・・これは伴場の仕掛けたフェイクかと思いました・・・」「本当は何らかの方法で靴を履き替え・・・」「探偵である私に靴の裏のクリームを見せて店から出ていない事を証明させる気だとね・・・」 File:795

双子であればレアケースでDNAが一致、二人が別々の場所で育ったために真実を知らずに惹かれあったと言うのは、あくまで想定できる可能性の問題でしかない。

普通ならコナン同様に、最初は伴場が仕掛けたフェイクを疑う。伴場が店外へ出ようとしたことで、初めてそれがフェイクでないことが証明された。

安室はこの事実を確認する前に伴場が無実であると考えていたのなら、それは予め初音が自殺だったと想定していたからとも考えられる。

まぁ、安室は初音の依頼を遂行するために常に伴場を監視、一度も外へ出ていないことは知っていたと考えることもできなくはないが…

安室:「誰も見ていないのではなく、気づかなかったと・・・」「僕なら推理しますけどね・・・」

目暮:「ど、どういう事かね?」

安室:「トイレで変装したんですよ・・・」「あらかじめそれ用の服をトイレの中に隠しておいて・・・」「例えばニット帽を被り丈の長いウインドブレーカーでも着れば誰も彼だと気づきませんよ・・・」「彼はパーティーの最初に皆さんの前で挨拶し、変装前の自分の服装を記憶させていますしね・・・」 File:795

しかし、トイレに入って変装をして出てくれば誰も気づかないということは安室自身が言っていること。仮にトイレに入る伴場を監視していたとしても、パーカーのフードなどで顔を隠して出てくれば、安室でもそれが”伴場ではない”と言いきれる根拠はない。

トイレに入る人物と出る人物を全てチェックしていたのなら別だが、ウエイターをやりながらそこまでするのは難しいし、そもそも伴場の浮気監視にレストラン客全ての人の行動まで見ておく必要はない。そこまでしたら逆に不自然。

また、伴場がこけて足裏が見えたのは自分が伴場を挑発、パンチをかわした行為から起きたことなので、伴場がわざとこけたことではないことは感覚でわかるかもしれない。(この場合、挑発する行為がおかしいが…)

しかし、それでも伴場は一度も外へ出ていない⇒フェイクではない⇒二人は双子のレアケースなのでDNAの一致はありえる⇒初音は自殺。とあの時点で推理していたのなら、さすがにでき過ぎ。

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更新日:2017-1-18
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