安室透の推理力

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ミステリートレインまで

File:793-795(ウェディングイブ)

安室:「稀にあるんですよ・・・」「2つに分かれる前の受精卵の染色体がXY(男)の場合、多胚化する際に一方のY染色体が欠落し、XY(男)とXO(女)に分かれ・・・」「異性一卵性双生児として誕生する場合がね・・・」

「・・・だとしたらその可能性は高いですね・・・」「異性一卵性双生児の女性の方は、ターナー症候群で低身長になりやすいですから・・・」

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安室の初登場回での推理。途中いくつかの推理ミスをするが、安室の表情、そして、「彼女に探偵として雇われていた僕を、愛人だと勘違いしたあなたが・・・そこから来る嫉妬心から殺意が芽生え・・・」などの、後に明らかになる安室の推理力の高さから考えれば完全にふざけているとしか思えないような発言から、挑発しているだけだという事が分かる。

後半の推理は表情では本心は分からないが、眠りの小五郎が「双子だった~」と言っただけで、その推理の説明を完璧にすることができた。(本来その知識を持っていれば、最初から双子の推理は可能である。)

この後で安室は小五郎の弟子入りをするが、それはあらかじめ計画されていたことであり、安室はここでは推理をわざと間違える必要があった。(自分で完璧な推理をしてしまっては弟子入りの理由がなくなるため。)

また、この後数話において、安室は小五郎の実力を試すように会話を誘導していることが分かる。このことから、後半の安室と小五郎のやりとりも、同じような行動・目的だったと考えられる。

詳細は↓
【安室透の考察】 安室透の初登場回について

File:796-800(探偵たちの夜想曲)

安室:「恐らく・・・」「こういう事ですよ・・・」「依頼人を毛利探偵に会わせたくない人物がいて・・・」「場所変更のメールで先生を追っ払い、空になった探偵事務所で事務所の人間としてその依頼人と落ち合ったんです・・・」

「その証拠に入り口のこのドアの鍵穴にはこじ開けた跡があり・・・」「食器棚の中にわずかに濡れたティーカップがありました・・・」「蘭さんの性格からして濡れた食器をそのまま棚にはしまわないでしょ?」

「つまりそれは、誰かが先生の留守中に依頼人を招き入れ、テーブルの上を拭き紅茶を出して持て成した痕跡・・・」「そのティーカップをよく拭きもせず棚にしまったから、まだ濡れていたというわけですよ・・・」

「本人に直に聞いてみましょうか!」「先生がトイレに入ろうとした時に丁度 返信が来ましたよね?」「そしてコナン君がトイレに入ろうとした時も・・・」「そう・・・恐らくその誰かは何らかの理由で依頼人を連れ込み、まだ隠れているんですよ・・・」「あのトイレの中にね・・・」

安室:「もしかしたら我々が盗聴器を探す為に部屋中を調べて回ったら、この死体が見つかってしまうと恐れて逃げたって場合も考えられますしね・・・」

小五郎:「じゃあこの男を殺したのは圭さんだって言うのかよ!?」

安室:「それはまだ断定できませんが・・・」「あのコナンという少年の靴もなくなってたのも少々気になりますね・・・」

蘭:「ウソ・・・どうして!?」

安室:「さぁ・・・逃げた彼女の後を追って行ったか・・・もしくは彼女に連れ去られたか・・・」

安室:「──って事は、やっぱりこの男は圭さんが!?」「ひょっとしたら探偵事務所で拳銃自殺した男も本当は彼女が・・・」

小五郎:「でも彼女からは発射残渣がほとんど出なかったじゃねーか!」「拳銃を撃ってねェって事だろーが!!」

安室:「ひょっとしたらの話ですよ・・・」

安室:「それより妙ですよこの部屋・・・」「下駄箱には男物の靴しか入っていませんし・・・」「洗濯機の中もクローゼットの中も・・・衣類は全て男物ばかり・・・」

小五郎:「住んでたのは圭さんの亡くなった兄だけだったって事か?」

安室:「それはまだ分かりませんが・・・この部屋の住人が先日 起こったある事件にかなり注目していたのは確かですね・・・」

安室:「まぁ、住んでいたのが誰にせよ、こんなニュースやワイドショーをわざわざ録り溜めているという事は・・・」「よほどの犯罪マニアか・・・」「犯人に復讐を目論む被害者遺族か、もしくは・・・」「強盗犯本人と考えた方が自然ですよね?」

安室:「毛利先生はああやってなやんでいるフリをされていますが、実はもうほとんど真相を見抜いておられて僕を試してらっしゃるんですよ・・・」「この前のDNA事件の時もそうでしたし・・・」「さっきの拳銃自殺も僕が偉そうに推理をしたが為に起きてしまった悲劇・・・」「先生ならもっとうまく対処したはずです!」「僕なんてまだまだですよ!」

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安室は「ひょっとしたらの話ですよ・・・」とごまかすが、この時点でコナン同様に圭さんが犯人だということに気づいている。コナンが普段やっているように、小五郎にさりげなく推理のヒントになるようなことを助言して様子を窺っている。(「この前のDNA事件の時もそうでしたし・・・」と言っているように、前回も小五郎を試していた。)

しかし、「毛利先生はああやってなやんでいるフリをされていますが、実はもうほとんど真相を見抜いておられて僕を試してらっしゃるんですよ・・・」と、小五郎がわざと自分の推理力を隠していると思っているようである。

後に安室が小五郎が目的で弟子入りしたこと、コナンが頭の切れる少年である事に気づくのはもっと後であったことから、この時点で安室はまだ小五郎のことを名探偵だと思っていたのは確かのようである。

File:820-824(ミステリートレイン)

安室:「それは恐らく・・・」「チェーンロックの鎖の数が他の部屋より1つ多かったからじゃないでしょうか?」「その分、扉の隙間が広がり、扉越しに見える範囲も広かったんですよ!」

「大問題ですよ!チェーンロックは通常かかった状態で外からの扉の隙間に手を入れても外せない、ギリギリの長さに設定されてますが・・・」「それが鎖1つ分長かったとしたら・・・」「部屋を出た後でも手を入れればロックをかける事はできますからね・・・」

安室:「なるほど・・・」「その時ですね?犯人がB室に入ったのは・・・」「この列車の廊下は部屋の扉を開けたらほぼふさがれるぐらい狭い・・・」「B室の扉が開いてたらその扉の向こうからやって来る犯人の姿は、ベルの音でA室の前に来させた車掌さんには見えませんから・・・」

安室:「いや・・・額は木製で金メッキ・・・」「重いのは絵の方・・・」「中身は先生の言う通り・・・」「3枚の鏡!」「その1枚の扉と同じベージュの絵の具が塗ってある所を見ると・・・」「鏡だと気づかせない為にも工夫したようですね・・・」「そのままだとE室の表示が鏡に映り込んでしまいますから・・・」

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小五郎の推理に合わせ、安室もそれを補足するように推理していく。迅速で、且つ的確な推理。既に同じ推理の結論に達しているからできる事であろうか。

これまでのところ

安室は世良と違い、最初から自分でどんどん推理して事件を解決してしまおう・・・という行動は取らない。(そんなことされたらコナンの立場がなくなるわけだが。)

世良は最初こそ、わざと推理を間違えてコナンを試すことをしたが、登場を重ねるごとに推理力の上限が見えてきている。最後までコナンと一緒に事件を解決することもあるが、推理を途中で間違え、コナン(新一)に修正されることも。

安室の場合は、登場からターゲットをコナンに移すまでは、小五郎の実力を試す(小五郎の調査)が目的で行動していたためか、眠りの小五郎に合わせた推理しかしていない。

しかし、安室の推理内容は事件の真相に気づいていないと分からないようなことも多く、本来はコナン同様に自力で解決できる内容であったと考えられる。

現在はまだ底を見せていないようで、”コナン以上”とは言えないが、”コナン以下”と言える描写もない。

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