コナンは灰原を気にかけている
灰原:「で?」「博士と会って何を相談する気なのかしら名探偵さん?」
コナン:「え?」
灰原:「今の電話、FBIのジョディ先生でしょ?」
コナン:「だーい丈夫! オメーは何も心配する事ねーって・・・」
灰原:「オメーはって・・・また何か隠してるわね?」
コナン:「あ、だからまだ事件とかが起きたわけじゃねーから・・・」 File:622
「バーボンが動き出した!」という警告があったあとに、コナンは博士になにかを相談するつもりだったようである。しかし、灰原には心配かけないように黙っている。
火事があったのはその翌日なので、沖矢昴が博士の家に来た時には、既に相談済みだったと思われる。
灰原:「ちょっと・・・」「何考えているの?」「あなたは組織に殺された事になっている工藤新一なのよ!!」「もしも家に来る電話や手紙であなたが生きている事があの人の口からバレたら・・・」 File:624
コナンは灰原が怯えているのを知っている上に、忠告も無視しているわけではない。
一角岩の時も、コナンは灰原の表情を確認している。
博士誘拐事件の時も同様。
灰原を餌にしているわけではない
灰原:「ええ・・・別に来たくなかったけど、1人で留守番したくもなかったのよ!」「得体の知れない不気味な人が住んでる・・・」「あの家ではね・・・」
コナン:「ああ・・・ 沖矢昴さんのことか?」「あの人なら大丈夫だよ! いい人みたいだから・・・」
コナン:<そうだ!昴さんに車で迎えに来てもらえばいいんじゃねーか?>
灰原:「あのねぇ・・・」「あんたはどう感じてるか知らないけれど・・・」「私は、あの人があなたの言う黒ずくめの仲間の1人じゃないかって・・・ 疑ってるのよ?」
コナン:「んなわけねーよ!もし、そーならオメーもオレももうとっくに殺されて・・・」
灰原:<まさかあなた・・・>
「あの人を自分の家に閉じ込めて見張ってるつもりじゃないでしょうね?」「私という餌をぶらさげてあの人が動き出すかどうかを・・・」
コナン:「バ、バーローんな事するかよ!?」
灰原:<とにかく、何か理由でをつけてあの人をあなたの家から追い出してくれない?>
「もしかしたらあの人からの情報で組織を裏切ったシェリーだという事も、組織に殺されたはずの工藤新一がまだ生きているって事もバレているかもしれないわよ!」「そう・・・私達を秘密裡に消すために着々とことを進めて、もうすでに組織の刺客がすぐそばまで来てるかも・・・」 File:680
コナンがわざと組織をの人物を近づかせて様子を見るといった、餌作戦は否定。コナンも常に灰原を監視できるわけではないので当然ではある。コナンがいない場で沖矢を灰原に会わせたりすることも問題視していない。
コナン:<おい、本当にそいつら黒ずくめじゃないのかよ!?>
灰原:「さあ・・・今はまだ何とも言えないけど・・・」「その聞き出したい事が組織を裏切った私の行方だとしたら、辻褄が合うかもね・・・」
コナン:<とにかく!>「そのドライブインならスケボーを飛ばせば30分で着ける!」「オレが行くまで、何とかそいつらを足止めしといてくれ!」
コナン:(麻酔銃とサッカーボールと2人なら倒せると思うけど・・・その後どーする?)(もしも黒ずくめの仲間だったら・・・)(どーする!?) File:681
組織の人物かと疑われる怪しい車に乗り込んでしまった灰原。それを聞いたコナンは驚き、慌ててスケボーで駆けつける。コナンは組織に対してはいつも通りの警戒心を持っている。
コナン:(ま、まさか・・・)(まさか・・・)(まさか!?) File:775
灰原の動画がネットに流れたと聞いたコナンは、組織が狙いに来たのではないかと焦って博士の家に駆けつける。
灰原の気持ちも察している ─
灰原:「いくら用心してても、自分の命を狙ってる得体の知れない男がこっそり隣に潜んでるケースだってあるしね・・・」
コナン:「それ、昴さんの事かよ?」「そんなに嫌なら、探偵事務所で寝泊りすっか?」
灰原:「イ・ヤ・・・」 File:741
灰原の気持ちも考えている。
コナン:「しゃーねーだろ?事件の翌日の日曜、たっぷり事情聴取されてたんだから・・・」「けどよ・・・何でオメーまで追って来たんだよ?」「危ねぇ事は博士と昴さんに任せりゃいいのに・・・」
灰原:「その昴さんがついて来いって言ってたし・・・」「それに・・・」「居ても立っても居られなかったのよ・・・」「このまま家で待ってたら、あなたの断末魔を見そびれちゃうってね・・・」
コナン:「けど珍しいな・・・」「オメーが「昴」さんって呼ぶの初めてじゃねーか?」「やっと慣れたとか?」
沖矢(そんな顔するな・・・)(逃しはしない・・・)
灰原:「別に・・・そんなんじゃないわよ・・・」 File:801
コナンは灰原が沖矢に打ち解けた様子を見て、少し安心している。
灰原:「忘れ物したの私なんだから、戻るのは私1人でいいって・・・」
コナン:「バーロ! 子供1人でうろついて誘拐でもされたらヤバイからついて来てやったんだろ?」
灰原:「ガキじゃあるまいし・・・」
コナン:(見た目はガキだっつーの!)
灰原:「でもどーする気?電車を使えば行けるけど・・・乗り継ぎでかなり時間取られてあっちに着くの夕方よ・・・」
コナン:「仕方ねぇよ・・・他に選択肢がねーんだから・・・」
灰原:「あるじゃない・・・」「昴さんの車で送ってもらうって手が・・・」
コナン:「え?」「で、でもいいのかよ?」
灰原:「いいんじゃない?」「あの人いつも暇そうにしてるし・・・」
コナン:「あ、いや、オメーがだよ?」「あんなに毛嫌いしてたじゃねーか・・・」 File:809
沖矢を怖がる灰原の気持ちをちゃんと察していた。
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