小五郎:<彼女の名は福井柚嬉26歳・・・多分、俺に惚れている・・・><その証拠にこの淡い緑色のカクテル・・・><ギムレットをご馳走してくれるとは・・・><俺をあの探偵、フィリップ・マーロウと重ねているに違いない・・・> File:854
なかなか個性的なキャラである、新登場のバーテンダー福井柚嬉。そのせいか、何か怪しい、また変装では?組織の新キャラでは?などという声も。しかし、彼女がモブキャラじゃないと判断するのに、単に”怪しい”というだけでは根拠に乏しい。事件の推理するのに、「あの人が怪しいから犯人だろう」では全く説得力が無い。
前回は変装であるという伏線がたくさん散りばめられていたので、それを推理することも可能であった。では、今回はどうであろう。
まず、矛盾するようであるが、「モブキャラっぽくない」というのは、最初に”目を付けるポイント”にはなりうる。例外も多いが、基本的には、労力的にもモブキャラを毎回そこまで個性的に描かないし、あえて個性を消すことで”モブ”っぽくなるものである。
しかし、モブと言っても、本当に単なる一発キャラもいれば、米原桜子のように再登場する、レギュラー要素のあるモブも存在する。そのため、下級モブじゃないからといって、必ずしも組織編に関わる重要なキャラとは限らない。
実は・・・
”福井柚嬉”の名前の由来は実在する人から取ったものだったりする。
年末に行われる「青山剛昌先生と話そうDay」のイベントで、「じゃんけん大会で最後まで勝ち残った勝者には名探偵コナンに登場する権利が与えられる」、”スペシャルイベント”があったらしい。
詳しい情報は下で紹介する記事を見てください。一般の方なので、あんまりネタにすると迷惑かもしれないので(笑)
まぁ、名前が同じってだけですけど。
コナン関連のサイトでは無くて、旅行の口コミサイトのようです。イベントのレポが写真などを載せて詳しく書いてあります。
⇒青山剛昌先生と話そうDay スペシャルイベント(サイトがリンク切れで記事が削除されたようです。)
ということで、”単なるモブじゃない”というところまではある意味正解かもしれない。彼女はイベント用の特別キャラなので、ちょっと気合を入れて描かれているのは確かだろう。事件のヒントに”柚子”が出てきたが、名前の柚のほうが元ネタ。
もしかしたら、桜子ポジションで今後も登場してくるかもしれない。モブの再登場は伏線もいらないし、読者に人気が出たり要望があったりすれば気軽に再登場させることができるので、作者次第でどうにでもなりそう。バーテンダーというキャラも使い回しがききそうである。
組織の人物かどうかと言うと、一般の人から取った名前のキャラを悪役にすることはなさそうだが?社会的な影響を考えれば、一般人のイメージが悪くなりそうなことはできないと思うが…
もしかしたら、事前に悪役として出すけどいい?なんて了承取ってたりするかもしれないけど。(それでも、組織のキャラなら最後に逮捕されるか死ぬかというような展開になると思われるので、やっぱりなさそう。)
しかし、これだけでは考察にはならないので、今度は作中からヒントになりそうなものを探していくと──
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